州大学大学院学研究院
創薬育薬産学官連携分野
 Department of Drug Discovery and Evolution
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.キラルアミノ酸メタボロミクスによる新しい創薬と早期診断

アミノ酸にはD体とL体の鏡像異性体が存在しますが、我々の体内にはL体しか存在しないと長い間考えられていました。しかし、近年、分析技術の進歩とともに様々なD-アミノ酸が発見され、新しい創薬のリード化合物や病気のマーカーになると期待されています。我々は世界で唯一、D体とL体を切り分けて全てのアミノ酸を解析できる技術を有しており(キラルアミノ酸メタボロミクス)、この技術を利用して新しい機能性D-アミノ酸の発見から創薬研究へと展開しています。また、腎疾患などを中心に、様々な疾病の早期診断技術も開発しています。

.タンパク質の異性化に着目した老化関連疾患・アンチエイジング研究

タンパク質は、老化や疾病に伴って様々な構造変化・異性化を生じます。我々はこれまで困難とされていたタンパク質中における微量D-アミノ酸残基の生成をモニターできる分析法を開発しました。これを用いて老化・劣化に伴うタンパク質の異常を検出するとともに、様々な老化関連疾患との関連を解析し、アンチエイジング研究を展開しています。

 

.新規高性能分析試薬・分離基材・分析機器の開発

 高性能な分析法の開発と実用化は、全ての研究の質を向上させます。私達は、複雑な生体マトリクス中の微量D-アミノ酸を高感度かつ正確に分析するため、新たな高感度分析試薬の開発を行っています。全アミノ酸のD体とL体を分離するキラル固定相やミクロHPLC装置の開発なども行っています。

 

.新規機能性食品・飲料・化粧品などの開発

機能性D-アミノ酸の発見に伴い、新たな機能性食品や飲料、化粧品などの開発が可能となります。私達は産学官連携研究により、様々なプロダクトを世の中に送り出しています。


九州大学大学院薬学府薬学研究院
創薬育薬産学官連携分野 教授 浜瀬健司


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